世界最古のゴルフコースは、スコットランド・エジンバラにあった「リース・リンクス」というゴルフ場だと言われています。会場は1744年、全5ホールで、全長2221ヤードのパブリックコースでした。しかし、1888年に都市開発の影響で姿を消し、今ではその跡地に、記念碑が建てられています。

 ゴルフの聖地として名高い「セントアンドルース・オールドコース」は1895年開場。隣接する「ニューコース」は1895年開場。「ジュピリーコース」は1888年開場と、セントアンドルーズの3つのコースは、19世紀末に開場を迎えています。

 今年の全英オープ選手権の舞台になった、ロイヤルトゥルーンは、今から138年前になる1878年に設立されました。歴史的に見れば、セントアンドルース・オールドコース」よりも、古いことになります。column5

 さて、日本で最も古いゴルフコースは、神戸・六甲山にある「神戸ゴルフ倶楽部」。

「六甲山の開祖」とも言われているアーサー・ヘスケス・グルームが1868年(慶応3年)、イギリスから来日(当時21歳)。その彼が50歳を過ぎた1898年(明治31年)から、3年がかりで、4ホールのゴルフ場を六甲山に建設しました。当初は仲間内だけで楽しむためのプライベートコースでしたが、噂が広まり徐々に来場者が増え、5ホールを増設し、9ホールへと拡張されました。更に規模の拡大に伴い運営が個人の手には負えなくなり、倶楽部形式での運営に変更されて、1903年(明治36年)2月27日に「神戸ゴルフ倶楽部」が誕生しました。翌年には9ホールを増設し18ホールとなり、その後改造を重ねて1929年に概ね現在のコースレイアウトとなりました。

 当ゴルフ場の歴史は50余年。世界の、日本の古いコースに比べればまだまだ少年です。これからさらに成熟したコースとすべく、フジ天城ゴルフ俱楽部として今後も長きにわたって存在するゴルフ場になれば良いなと思います。