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ドライバーシャフトの長さと重さの関係【自分に合ったクラブを見つける前編】

飛びの3要素とは?!

ゴルフの醍醐味はより遠くにボールを飛ばす事ですが、長年ゴルフプレーを楽しんでいるゴルファーの中には、年々飛距離が落ちてくる事を実感している方もお見えになるでしょう。

シニアゴルファーになれば、年々衰える体力で飛距離が落ちるのを涙ぐましい努力によってカバーするゴルファーも中にはいるでしょう。ゴルフクラブは日々進化していますが、人の身体は何もしなければ衰えてしまいます。

年齢の割りに飛ぶ人の場合は、身体のケアを怠らないか、道具の進化に敏感で常に自分に合った道具を探しています。

その昔はヘッドスピードを早くすれば飛ぶようになると言われてきました。単純計算でヘッドスピードに5.5掛けすればおおよその飛距離と言われています。ヘッドスピードが40m/sの場合×5.5=飛距離220ヤードとなります。

ゴルフクラブとボールが進化して単純にヘッドスピードだけでは、正確な飛距離を把握する事が困難になっています。

皆さんは『飛びの3要素』をご存知でしょうか?!

トーナメントを見ていると女子のツアープロでも300ヤード近いドライバーショットを打つ選手が現れてきましたが、女子のツアープロでもヘッドスピードが50m/sを超える選手は少ないです。

しかしながら、40m/s台のヘッドスピードでも270ヤードを超える選手が多くなってきました。

アマチュアゴルファーでも男性ならばヘッドスピード40m/s台のゴルファーは、多くいると思います。しかし、安定して270ヤードを超えるドライバーショットを打てるアマチュアゴルファーは決して多くないと思います。

『飛びの3要素』とはボール初速打ち出し角度バックスピン量です。単純にヘッドスピードを上げれば飛ぶわけではなく、ヘッドスピードがあってもこの3要素が適正でなければドライバーの特性を最大限に生かすことが出来ません。

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自分に合ったドライバーの探し方

ドライバーは方向性よりも飛距離を求めるゴルファーが圧倒的に多いと思います。年齢や体力的な問題はさておき、ドライバーを変えることによって飛距離アップしたゴルファーは多いでしょう。

ドライバーを何年も変更していないくて、今使っているドライバーのスペックを知らないゴルファーは、ネットを使えばある程度のスペックがわかりますので、スペックを見直すのも一つの方法です。

シャフトの長さについて

理論的にはシャフトが1インチ長くなればヘッドスピードが1m/s速くなり、5.5ヤード距離が伸びることになります。クラブの長さはルールで定められており、パターを除いて48インチまでとなっています。

以前、世界のゴルフ規則を統括する英R&Aの用具規則ディレクターが、クラブの長さ規制を46インチ以下にする発言で業界では、波紋を呼びましたが採用はされませんでした。

クラブの長さをはかる方法が、業界で統一されていない事も一因と言われています。英R&Aが推奨しているのが60度測定法で、日本のメーカーが多く採用しているのがヒールエンド法です。

60度法とヒールエンド法ではシャフトの長さの測り方が異なりますので差異が発生します。今後統一される可能性はありますが、現状としては現物で比較するのが一番でしょう。

ドライバーのシャフトの長さは一般的な市販品でも長くなってきていますが、現在は45.75インチが主流となっています。48インチまではルール適合なのに、46インチ以上のドライバーの市販モデルが少ないのはなぜでしょうか?!

シャフトが長くなれば、ヘッドスピードは速くなってもスイングの再現性が高くなければ、ミート率が悪くなってしまいます。ミート率が悪くなれば、飛びの3要素であるボールの初速が落ちてしまいます。

シャフトの長さは背丈や腕の長さも関係してきますので、ゴルファーによって振り易い長さがありますから、その辺りも考慮に入れなければなりません。ゴルファーによるクラブを振る感覚は、クラブのバランスに大きく関係します。

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シャフトの重さについて

シャフトの重さに関しても軽量化が進んでいます。

ゴルファーの中心層がシニア層であることも一因ですが、強度や製造段階でグラファイトシャフトの剛性を細かく調整できるようになったことで、様々なタイプのゴルファーにマッチする製品が登場しました。

スイングウェイトとも言われるバランスは、シャフトの長さシャフト重量ヘッドの重量によって変わってきます。スイングウェイトによってクラブの振り易さが左右されますので、自分に合ったバランスを知る必要があります。

バランスはA~F0~9の数字の組合せで、Aの方にいくほど軽くFの方にいくほど重くなります。クラブを振ったときに単純に軽く感じるか重く感じるかの判断で良いと思います。

パーシモンスチールシャフトの組合せのドライバーでも、バランスはDゼロ前後でした。スチールシャフトの重量が120グラム程でしたので、今より倍以上の重さです。

ヘッドの重さは200グラム前後と変わりませんので、クラブの全体の重さよりも実際にボールを打ったときの重く感じるのか軽く感じるのかは、スイングウェイトが重要になります。

市販品の中にも、200gを超えるヘッドや195gぐらいのヘッドもあり、クラブ自体が軽量化していることでヘッドの重量も軽量になりつつありますが、軽くしすぎるのも飛ばなくなる原因となりますので注意が必要です。

メーカーの中でもピンのヘッドは重く200g以上あり、タイトリストも重いヘッドで、逆に軽いヘッドはテーラーメイドのSIMやヤマハのインプレスとなります。

ヘッドの重量はウエイトを取り外し、調整できるモデルがあったり、鉛によって調整できます。ドライバーを含めたゴルフクラブは、ヘッドとシャフト、グリップの組合せで、特にドライバーの場合はシャフトが重要となります。

次回は「飛びの3要素とシャフトの特性」などについて詳しく説明します!

ドライバーシャフトのスペックと選び方【自分に合ったクラブを見つける後編】

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