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伊豆と言えば温泉!人気復活の熱海温泉と周辺のゴルフ場

太古の昔に海底火山の活動とともに出来上がった伊豆半島は、多くの温泉場があります。

フジ天城ゴルフ俱楽部にも約30年ほど前に掘った源泉がありますが、ゴルフ場周辺には、天城湯ヶ島温泉修善寺温泉中伊豆温泉があります。

静岡県温泉協会によれば、静岡県全域で1349施設が会員となっており、修善寺支部82会員でフジ天城ゴルフ倶楽部も会員となっています。静岡県内で1番温泉が多い支部は伊東500会員あり、次に多いのは熱海254会員となります。

静岡県温泉協会
https://www.shizuoka-onsen.com/(外部サイト)

熱海温泉の歴史

熱海と言えば、その昔は東洋のナポリ日本のハワイと称され新婚旅行や会社の慰安旅行のメッカでした。その後の熱海は50年連続のマイナス成長と、観光客が途絶え瀕死にあえいでいましたが、見事なV字回復を遂げた事で話題となりました。

熱海温泉だけではなく、全国に再生を成功させた温泉街がありますが、再生には必ず仕掛け人の存在があります。熱海温泉にも仕掛け人の存在があり、2018年に出版された『熱海の奇跡』著書の市来広一郎氏が様々な取り組みをして再生に一役買っていました。

昭和の時代は温泉街と言えば、大企業の慰安旅行などの団体客がメインでした。大企業は温泉街にも保養所を持ち、社員は家族旅行などでも利用していました。近年は、インターネットの発達で海外からでも個人で簡単に予約が可能となり、インバウンド需要で温泉街にも人が戻りつつありました。

しかし、昨年からの新型コロナの影響でインバウンド需要はなくなり、企業の社員旅行なども減り再び温泉街は厳しい状況に追い込まれているのは間違いないでしょう。それでも集客に頑張っている温泉街にはどんな共通点があるのでしょうか?

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温泉街の復活はサービス業の教科書?!

熱海だけではなく近年再生に成功している温泉街としては、現在では全国1,2位を争う温泉場となっている熊本県の黒川温泉です。

黒川温泉はアクセスが決して良いとは言えず、1970年代には危機的状況に陥っていました。そんな危機的状態を救ったのが、地元出身で都会に出ていた30代を中心とした若者達でした。

【復活ポイントその1】復活の鍵を握るのは若い世代

地方の旅館や企業の存続で1番の問題は、後継者です。後継者となる若い世代が都会から戻ってくる魅力ある場所作りが最初に必要となります。

黒川温泉の場合は、1人の若者の情熱が周りを動かす事となります。復活を遂げた後に黒川の父と呼ばれた男が、ノミ1本で露天風呂を3年間の月日を掛けて作ったことから再生が始まります。

露天風呂の噂を聞きつけて、女性客が徐々に増えだしたことで、最初は冷ややかだった旅館仲間も露天風呂を作り出し、黒川温泉は露天風呂が魅力となりました。

【復活ポイントその2】仲間作り

以前は旅館同士が競い合っていましたが、旅館同士が協力し合う事が先決で、全ての露天風呂が利用できる入湯手形を発案し、温泉街の仲間たちが結束しました。

それが現在黒川ブランドのビジョンとなっている『街全体が1つの宿、通りは廊下、旅館は客室』、黒川温泉では1軒の繁盛旅館を生み出す事より、共に繁栄して行こうと言う理念を定着させました。

そして、黒川温泉自治会が主体となり、街づくり協定を温泉旅館と地域住民が結び、景観形成のルール決めを行いました。

昭和の時代は縦の繋がりが重要視されていましたが、今の時代は横の繋がりが重要視されています。お互いが意見を持ち合い言える場所を作ることが重要となります。

【復活ポイントその3】団体から個の時代にSNSの活用

昭和の時代では、企業や旅行会社を通じて団体客がメインでした。企業の慰安旅行などは、大手の旅行会社で手配することが一般的で、受け入れ側も大口が入る事で潤っていました。

景気後退と共に企業の福利厚生も規模が縮小、バスツアーなども需要も徐々に減って、インターネットの普及と共に個人での予約が当たり前の時代となってきました。

ネットで検索して予約する事が便利となり、個人が情報を発信する時代となりましたので、若い世代はSNSを使ってお得でリアルな体験が出来る場所を常に探しています。

復活を遂げている温泉場のサイトを見れば充実していて、サイトに足を運びたくなる工夫がされています。

黒川温泉
https://www.kurokawaonsen.or.jp/(外部サイト)

熱海の温泉場も黒川温泉と同じように、若い世代が仕掛けを起こしました。最初は地元の人々に受け入れられずに苦労したところも同じです。

そして、仕掛け人だけではなく、訪れる側の若い世代に支持されることで見事に復活を遂げています。個人客の特に富裕層をターゲットにラグジュアリー感の高い宿を新たに建築したりしています。

若い世代のお客さんが増えることにより、旅館のホテル化が進んでいます。従来の旅館では当たり前であった畳敷きに布団、仲居さんが部屋に入り込むなどは人気がなく、露天風呂付きや個室で食事が出来る宿の人気が高まっているようです。

【復活ポイントその4】食でアピール

今の若い世代は、インターネットがあれば遊びも仕事も出来てしまう人達が増えています。

古き良き温泉場を若者の働く場所として提供し、復活したのが長野県の戸倉上山田温泉です。温泉街には最寄の駅とを結ぶ商店街があるところが多いです。戸倉上山田温泉にもそんな寂れたシャッター街がありました。

1人の若者が、寂れた商店街をコワーキングスペース&カフェに変え、そこからSNSなどを通じて情報発信することで、人が集まるようになって来ました。

また、併設のカフェでは温泉風呂(フロ)ーズンなる飲み物を開発して、売り出し地元メディアに取り上げられる事によって話題となるよう話題作りも欠かせません。

熱海でも熱海プリンが大人気となっています。熱海プリンは昭和の雰囲気が残る熱海とマッチするように、牛乳瓶の形をした容器に流行のなめらかプリンを入れています。

昭和の温泉や今でも温浴施設においてある瓶入りの牛乳やコーヒー牛乳はついつい飲みたくなってしまいますが、それをプリンにして平日でも行列が出来るほどの大人気店となっています。

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熱海周辺のおすすめゴルフ場

熱海には熱海ゴルフ倶楽部西熱海ゴルフコース大熱海国際ゴルフクラブがあります。

熱海ゴルフ倶楽部は熱海の温泉街から1番近く、伊豆半島で3番目に造成されたゴルフ場で昭和14年開場です。

元々12ホールありましたが、太平洋戦争戦時中に接収され終戦を迎えましたが、12ホール中3ホールが芋畑と化してしまい、9ホールでの再開となりました。

コース設計は赤星四郎氏ですが、赤星氏以外にも発起人に大谷光明氏など東京GCの主要人物が名を連ねている事から、熱海に別荘を持つ経済人が、熱海にゴルフ場を造ること提案したと言われています。

熱海ゴルフ倶楽部の直ぐ隣には、プリンス系の西熱海ゴルフコースがあります。

18ホールパー70で距離はありませんが、コース内レストランからは相模湾のブルーな海が見渡せ、初島、大島を見る事が出来ます。


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大熱海国際ゴルフクラブ36ホールを擁するゴルフ場。設計はトーナメントコースで有名な三好カントリー倶楽部をデザインしたJ・E・クレインです。

運営はリソルグループで、大熱海国際ゴルフクラブ以外にも全国に11コースを所有しています。

寒い冬の時期は、特にプレー後に芯まで冷えた身体を温めるのに温泉は最高です。熱海のゴルフ場で温泉があるのは、熱海ゴルフ倶楽部で隣接のホテルにも全室で源泉掛け流しをご利用できます。

フジ天城ゴルフ倶楽部ももちろん源泉掛け流し温泉で、隣接のコテージでも全部屋源泉掛け流し温泉がご利用できますので、冬の季節だけではなくプレーで疲れた身体を温泉で癒しに来て下さい。

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