2020年アメリカ合衆国大統領選は11月3日に迫りましたが、政治とゴルフ、外交とゴルフは深い結びつきがあります。
では、歴代のアメリカ大統領で1番のゴルフ好きは誰なんでしょうか?
第1位:ドワイト・D・アイゼンハワー
ゴルフをプレーすることが好きなのは、ダントツで第34代ドワイト・D・アイゼンハワー元大統領でしょう。
アイゼンハワー大統領は、任期の1953年から1961年までの8年間で800回ほどのラウンドをしていたとの記録があり、年間でおよそ100ラウンドとなり、多忙なアメリカ大統領ですから余程好きでなければ出来ない回数でしょう。
そして、スゴイのはゴルフ界の特別功労者と言うことで、2009年に世界ゴルフ殿堂入りをしていることです。
さらにゼネラルルールではありませんが、アイゼンハワー元大統領のニックネームであるアイクを取って、”アイク・ルール”が存在します。
心臓に持病があったアイゼンハワー元大統領の主治医からの提案で、パッティングの際に集中力や緊張により心臓に負担が掛かるので、グリーンに乗れば2パットとしてそのホールを終えることを、”アイク・ルール”として晩年までゴルフを楽しんだと言われています。
アイゼンハワー元大統領がオーガスタナショナルGCのメンバーであったことは有名で、2014年に大雪によって倒れ、伐採されてしまった通称『アイゼンハワーツリー』の話はマスターズのテレビ中継で何度も出ていました。
17番ホールにあったこの松の木が選手にどれほどの影響があったかはわかりませんが、アイゼンハワー元大統領にとっては目障りだったようで、木がなくなってしまったのは天国からの執念が通じたのかもしれません。
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第2位:ドナルド・トランプ
アイゼンハワー元大統領がゴルフをプレーするのが好きだったのに比べ、現大統領はビジネスとしてゴルフが好きなようです。
トランプ大統領は、トランプタワーなど不動産業で富を築き、名門コースなど多くのゴルフ場を買収し所有しているのは有名な話。
トランプ大統領はツイッターを使って配信することで有名ですが、所有のゴルフ場もTrump Golfと言うアカウントがあり、それぞれのゴルフ場のアカウントもあります。
アカウントによると世界中に19コースあり、特に名コースとして所有しているのがマイアミにあるトランプナショナルドラルGCで、長年PGAツアーのドラルオープンを開催してきました。
全英オープンの持ち回りコースの1つであったイギリスはスコットランドのターンベリーは、トランプターンベリーとなりR&Aから持ちまわりコースとして外されてしまいます。
2020年の全英オープンは新型コロナウィルスの影響により中止となりましたが、トランプ大統領が所有する以前は大会会場となっていました。
ターンベリーの変わりに、イングランドのロイヤルセントジョージGCが2020年大会会場として開催する予定でした。
ターンベリーでの全英オープンで記憶に新しいのが、2009年大会で当時59歳のトム・ワトソン選手が最年長優勝まで目前に迫りましたが、プレーオフとなり76ホール目で力尽き、スチュワート・シンクに惜敗しました。
ドナルド・トランプ大統領自身もゴルフの腕前は確かと言われており、USGAではハンディキャップ1.8と言われており、ハンディキャップだけで言えば、歴代大統領の中で一番ではないでしょうか。
トランプ大統領も就任当時はマスコミから、ゴルフねたで攻撃されてましたが、最近はめっきり少なくなりました。
就任1年目に比べると、ゴルフプレーする回数も減っているのでしょう。
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第3位:バラク・オバマ
オバマ元大統領も就任期間中の8年間で公式では、333回プレーしたと言われています。アイゼンハワー元大統領の800回に比べれば足元にも及ばないですが、アスリート系の大統領であることは間違いありません。
トランプ大統領は就任前に、「オバマ元大統領はゴルフをし過ぎている!私が大統領になったらゴルフはしない」と宣言していましたが、就任1年目にオバマ元大統領の回数を超えてしまっています。
アメリカ大統領とPGAツアーの選手との交友関係は一緒にプレーしたしないと取り沙汰されますが、オバマ元大統領が大統領退任後にタイガー・ウッズ選手をはじめトップ選手とのラウンドを目撃されているようです。
オバマ元大統領のハンディは13ぐらいと言われており、ゴルフに1番熱中しやすい頃でしょうか。2期目に入りオバマ人気が陰りが出始める頃にはゴルフプレーの回数が増えたとも言われていました。
現在大統領選でトランプと争っている民主党候補のジョー・バイデン氏は、オバマ政権時代に副大統領を務めていましたが、バイデン元副大統領もゴルフ好きで知られハンディキャップは10と言われています。
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番外編
1位から3位を独自の判断により決めましたが、大統領就任中でのゴルフプレー回数でのダントツは、8年間で1200ラウンドをこなしたウッドロウ・ウィルソン氏になります。
時代が許したのか、年間150ラウンドですから今の時代ではマスコミから強烈にバッシングを受けて出来ないでしょう。
アメリカのゴルフダイジェスト誌が2009年にゴルフ好きの歴代大統領ランキングを発表しています。
1位はJ・F・ケネディ、2位はアイゼンハワー、3位G・R・フォードとなっています。
故ケネディ氏の1位は以外でヨットのイメージがあり、ゴルフ好きのイメージはありませんでしたが、前任の大統領であるアイゼンハワー氏がゴルフばかりしているとの批判をしていたことから、公でゴルフをする姿をあまり見せなかったようです。
スポーツマンであったケネディ氏はゴルフの腕前も歴代で1位と言われています。
4位以下は、4位がF・ルーズベルト、5位ジョージ・H・W・ブッシュ、息子のジョージ・W・ブッシュが6位、7位ビル・クリントン、8位にオバマ、9位ロナルド・レーガン、10位W・ハーディングとなっています。
日本の歴代首相もゴルフ好きな方が多かったですが、政治的なことより、個人的にゴルフが好きな人が多く、それだけゴルフは魅力的と言うことでしょう。