ゴルフの魅力のひとつは、プレーヤー同士のさりげないコミュニケーション。
中でも「ナイスショット!」という掛け声は、言う側も言われる側も思わず笑顔になる、ゴルフならではの温かい文化ですよね。
フジ天城ゴルフ倶楽部でも、ナイスショットのたびに自然と声が上がり、プレーに花を添えてくれます。
さて、そんな“掛け声文化”ですが、海外のゴルフ中継を観ていると、ティーショット直後にギャラリーから飛び交うさまざまなフレーズが耳に入ってくることがあります。
「なんて言ってるんだろう?」「意味あるの?」と思われた方も多いのではないでしょうか。
今回は、海外ゴルフ観戦でよく聞く掛け声をいくつかご紹介し、その意味や背景をご説明します!
海外ゴルフでよく聞く掛け声とその意味
- 「You da man!(ユー・ダ・マン!)」
直訳は「お前が男だ!」ですが、実際の意味は「お前が最高!」「ナイスショットだよ!」という賞賛の一言だそうです。
力強いドライバーショットのあとによく聞こえる定番フレーズです。 - 「Get in the hole!(ゲット・イン・ザ・ホール!)」
「入れー!」という意味。グリーンからかなり遠くても叫ばれることが多く、ジョークとしても使われます。
観客のノリやテンションが表れた面白い掛け声です。 - 「Sit!(シット!)」
これはボールに「止まれ!」と命令している言葉です。
グリーンをオーバーしそうなときや、転がりすぎるのを防ぎたい場面でよく聞かれます。 - 「Baba Booey!(ババ・ブーイ!)」
意味は特になく、アメリカの人気ラジオ番組由来のフレーズ。
ふざけた掛け声として定着しており、ティーショット後に叫ばれることが多いです。 - 「Mashed potatoes!(マッシュド・ポテト!)」
これも意味のないユーモア系掛け声。語感の面白さとともに、一部のファンの間で流行した言葉です。
その他にも場面ごとに様々な掛け声が聞こえてきます。
ティーショット直後(ドライバー/パー3)
■フレーズ 意味・使われる場面
- “You da man!” 「お前が一番!」ナイスショットの後。
- “Get in the hole!” 「入れー!」パー3などでグリーン方向に向かった時。
- “Crushed it!” 「ぶっ飛ばしたな!」会心の当たりに対して。
- “Bombs away!” 「爆弾発射!」強烈なドライバーショット後。
- “Go baby!” 「行け行け!」ボールに勢いがありそうなとき。
セカンドショット・アプローチ(アイアン・ウェッジ)
■フレーズ 意味・使われる場面
- “Be right!” 「ピンに合っててくれ!」ピン方向に打ったとき。
- “Go in!” 「入れ!」チップインやロブショットでの期待。
- “Stick it!” 「ピタッと止まれ!」ピンそばに止めたい時。
- “Bite!” 「スピンかけろ!」グリーンで止まってほしい時。
- “Spin!” 「回れ(スピンかかれ)!」ウェッジショット時。
パッティング時(特にバーディーパット、勝負所)
■フレーズ 意味・使われる場面
- “Get in!” / “Go in!” 「入れ!」パットが転がり始めたとき。
- “Good roll!” 「ナイスタッチ!」転がりがよかった時。
- “Nice pace!” 「ちょうどいいスピード!」惜しくも外れた時に。
- “Drop!” 「落ちろ!」カップに吸い込まれてくれという願い。
- “Walk it in!” 「歩きながら入れ!」→自信満々に打ったときの冗談的な掛け声。
- “Money!” 「完璧だ!」プロのような正確なパットに対して。
トラブルショット・林の中・ラフ・バンカー
■フレーズ 意味・使われる場面
- “Get lucky!” 「ラッキーになれ!」木に当たらず出てきてくれ!という願い。
- “Hit a house!” 「家に当たれ!」悪ノリで、フェアウェイ外に飛んだ時に冗談で言われる。
- “Find a fairway!” 「フェアウェイに帰ってこい!」ラフからのリカバリーに対して。
- “Flop it!” 「フロップショット頼む!」アプローチで高い球を期待する時。
- “Go low!” 「低く出せ!」木の下を抜ける低弾道ショットに対して。
おふざけ(TVでたまに聞こえる)
■フレーズ 解説
- “Mashed potatoes!” ドライバー直後の意味不明なお約束。
- “Baba Booey!” ネット文化系のお決まり叫び。
- “Tater tots!” / “Meatloaf!” 食べ物系ギャグ。語感重視。
- “USA!” アメリカ人選手に対するナショナルコール。
- “Light the candle!” ノリだけ。意味は気にしない。
ゴルフは掛け声もエンターテイメント!
これらの掛け声は、あくまでショットの後に叫ばれるのがマナー。
スイング中やアドレス中に声をかけるのは、プロ・アマ問わずマナー違反とされています。
とはいえ、ギャラリーの掛け声はゴルフ観戦の楽しみの一部でもあり、選手への応援やユーモアを交えた“声援”として、うまく共存している文化でもあります。
フジ天城ゴルフ倶楽部で「ナイスショット!」を楽しもう
フジ天城ゴルフ倶楽部では、四季折々の景観の中で、思いきりドライバーを振れる広々としたフェアウェイが魅力です。
プレー中に「ナイスショット!」と掛け合いながら、お仲間とのラウンドをもっと楽しくしてみませんか?
国内外問わず、ゴルフの魅力は“技術”だけでなく、“雰囲気”や“言葉”でもつ作られているともいえるかもしれません。