ゴルフは自然の中で楽しむスポーツですが、真夏のゴルフは一歩間違えると熱中症などの危険が伴います。
特に気温が35℃を超えるような猛暑日は、体力の消耗も激しく、集中力を維持するのが困難になります。
ここでは、真夏のゴルフを安全に、そして快適に楽しむための対策を詳しくご紹介します。
1. 服装の工夫で涼しく快適に
真夏のラウンドで重要なのは、熱をこもらせず、直射日光を防ぎつつ快適にプレーできる服装選びです。
- 通気性の良い素材を選ぶ:ポリエステルやナイロンなどの吸汗速乾素材が最適。最近では、冷感機能を備えたゴルフウェアも数多く販売されています。
- 色は白や淡い色を:黒や濃い色は太陽の熱を吸収しやすいため、白やベージュ、ライトブルーなど、日光を反射しやすい色の服を選びましょう。
- 帽子やサンバイザーを着用:日射病を防ぐには、頭部を守ることが重要です。メッシュ素材のキャップや首の後ろまでカバーできるハットなどもおすすめです。
- アームカバーや長袖シャツも有効:直射日光を避けるために、冷感素材のアームカバーや長袖のシャツを着用することで、逆に涼しく感じられる場合もあります。
2. 水分と塩分の補給が命を守る
熱中症の最大の原因は脱水症状です。
プレー中は大量の汗をかくため、水分補給を怠ると命に関わることもあります。
- こまめな水分補給を心がける:喉が渇いてからでは遅いため、ホールごとに少量ずつ水分を摂る習慣をつけましょう。
冷たいスポーツドリンクや経口補水液もおすすめです。 - 塩分補給も忘れずに:水だけを摂りすぎると、体内の塩分濃度が下がり、低ナトリウム血症になる恐れも。塩タブレットや梅干し、塩分入り飴などを携帯しておくと安心です。
- アルコールは控えめに:ビールなどのアルコールは利尿作用があり、脱水を助長するため、真夏のラウンドでは避けるべきです。
3. クーリングアイテムを活用しよう
暑さを少しでも和らげるために、便利なクーリンググッズを上手に使いましょう。
- 冷感タオル:濡らして絞るだけでひんやり感が持続する冷感タオルは、首や頭を冷やすのに便利です。
- 携帯扇風機やネックファン:持ち歩ける小型扇風機や首にかけるネックファンは、移動中や待ち時間の快適さを大幅に向上させます。
- 保冷バッグに氷や冷却スプレーを:保冷バッグに氷を入れておけば、ドリンクを冷たく保つだけでなく、タオルを冷やして即席のアイスパックとしても活用できます。
4. スロープレーを避け、プレー時間を短縮する工夫
炎天下での長時間プレーは体への負担が大きくなります。
なるべく効率よくラウンドする工夫も必要です。
- クラブ選びを早めに:次のショットで使うクラブを予測しておき、プレーをスムーズに進めましょう。
- カートの活用:徒歩での移動が多いと疲労が倍増します。乗用カートが使える場合は積極的に利用しましょう。
- 日陰での待機:ショットの順番待ちの際は、できる限り日陰に入り、直射日光を避けることも大切です。
5. 体調の変化に敏感になること
- どんなに対策を講じても、体調が悪くなったと感じたら無理をしないことが何より大切です。
- 熱中症の初期症状を把握しておく:めまい、頭痛、吐き気、異常な汗、筋肉のけいれんなどが出た場合は、すぐに休息を取り、涼しい場所で体を冷やし、水分補給を行ってください。
- 無理せずプレーを中断する勇気を:ゴルフは楽しむものであり、命をかけてまで続けるものではありません。
異常を感じたら同伴者に伝え、プレーを中止する判断も必要です。
まとめ
真夏のゴルフは、十分な準備と対策があれば、安心して楽しむことができます。
服装や水分補給、クーリングアイテムの活用、効率的なプレー、そして自分の体調への意識を高めることが、猛暑の中でも快適なゴルフを可能にします。
当フジ天城ゴルフ倶楽部でも氷のサービスを行っています。氷嚢や水筒などにお使いください。
今年の夏も、安全第一で、ゴルフの醍醐味を存分に味わってください。