伊豆半島のイメージは?!
伊豆半島のイメージは年代によっても違うでしょうが、海と山ではどちらのイメージが強いでしょうか。
東に相模灘、西に駿河湾のある伊豆半島の食は海産物が豊富で海のイメージが強いかもしれませんが、天城山や達磨山をはじめ、伊豆東部火山群と伊豆半島の多くが火山群によって占められています。
ゴルフ場も標高の高い場所に位置しているコースが多く、変化に富んだ山岳コースがメインとなります。
ウィキペディアによれば、大型火山である天城山と達磨山が60万年前に出来て、20万年前には現在と同じ地形が出来上がったと記されています。
天城山は日本百名山の1つで、一番高いのが万三郎山で1400メートル余りあり、万三郎山の登頂を目指す登山を楽しむ事が出来ます。日帰りで楽しめるオススメの登山コースは、天城縦走路コースでコースは整備され見やすい看板も設置されていますので、初めてでも安心して楽しめます。
天城山の登山口から天城峠までのルートで、天城山の登山口は天城高原ゴルフ場の近くにあり、登山者用の駐車場は、天城高原ゴルフ場の手前にあります。
又、自家用車以外で行く場合は、伊豆急線伊東駅から天城東急リゾート行きシャトルバスに乗れば、登山口の駐車場まで行く事が出来ます。(所要時間約1時間 料金1,020円)
天城縦走路コースは全長約17キロで、高低差はそれほどありませんが、所要時間は約7時間ですので楽しむ登山としては良いコースと言えます。
もっと手軽に楽しむには、天城山登山口から周回するシャクナゲコースが人気です。全長は約8キロですので、5時間ほどで周回する事が出来ます。
シャクナゲコースで一番の見所と時期は、5月中旬から6月上旬に薄桃色の花が一面に咲いて綺麗な天城シャクナゲの群生地と天城ツツジが咲く6月下旬から7月上旬です。
登山ではなく観光地として有名な山が、伊東市にある大室山。山頂には徒歩では行けずに、リフトで6分の空中散歩を楽しむ事が出来ます。
山頂には売店があり、手作りの小麦まんじゅうが好評です。
また、700年以上の歴史があるといわれている山焼きが有名で、毎年2月の第2日曜日に実施、今年も14日に開催予定で規模を縮小して行われる予定です。
中伊豆のゴルフ場の特徴とおすすめ観光スポット&グルメ|フジ天城コラム
伊豆半島の成り立ち
伊豆半島の位置は、大昔、今より遥か南の海にありました。海底火山の集まりでしたが、火山活動を繰り返しながらプレートの北上とともに移動して本州に衝突、現在の伊豆半島の形となりました。
半島となってからも陸上のあちらこちらで噴火が起きて、天城山や達磨山といった現在の伊豆の骨格を形づくる大型の火山が出来ました。
現在では、活火山として伊豆東部火山群が活動を続けて、プレートの動きは本州に押し込み続けており、地殻変動により様々な地形を作り続け、二重三重の地質学的特異性が、多くの美しい景観や温泉を有する伊豆半島となっています。
伊豆半島は東西が約40キロあり、海岸線は318キロにも及びます。長い海岸線が伊豆半島は海のイメージを作っていますが、北部にある田方平野を除き、半島の大部分は山地となっています。
東部にある相模灘は、初島の直ぐ沖で水深1000メートルとなり、伊豆大島の東側湾口部では水深1500メートルとなり、西側の駿河湾の湾口部は水深2500メートルに及びます。このように沿岸部近くに深い海があり、多様な温度と水質をもつ流れがあることから、周辺の海域は豊かな漁場となっています。
一方山間部の天城山では、太平洋岸では珍しく広範囲にブナ林がひろがり、ヒメシャラ、カエデなどの天然林があり、田方平野の東部に位置する函南町には、樹齢700年の巨大ブナなどアカガシ、ヒメシャラの巨樹が群生しています。
伊豆半島北西部にある沼津市の大瀬崎には、日本最北端のビャクシン樹林があり、天然記念物に指定されています。
毎年4月4日に開催される大瀬まつり・内海漁港祭は、女装した地元の青年たちがお囃子に合わせて賑やかに踊るところから天下の奇祭と呼ばれています。
伊豆半島は海と山の大自然に恵まれたところで、伊豆半島に生活する人々は、その生活を継続出来る様に次世代に継承する義務があります。次世代に継承する仕組みをプログラムする活動が日本全国にあり、伊豆半島にもあります。
ゴルフだけではないフジ天城ゴルフ俱楽部周辺の伊豆観光スポット|フジ天城コラム
ジオパークとは?!
ジオパークとは、世界遺産を管理するユネスコが世界遺産同様に推し進めているプログラムです。日本全国には43地域にジオパークがあり、ユネスコ世界ジオパークとして9地域が指定されており、伊豆半島もその中に含まれています。
伊豆半島には、各地域にジオパークとして指定されている場所があり、伊豆半島ジオガイド協会のサイト内にモデルコースが紹介されています。大室山も紹介されており、伊豆東部火山群を感じると銘打ったコースでは、大室山リフト山麓駅がスタートで約2時間のコースとなっています。
伊豆半島ジオパーク(外部サイト)
https://izugeopark.org/
その他には、大室山溶岩流の造形を探るコースがあり、伊豆高原駅をスタートする所要時間約2時間のコースとなっております。コースでは、相模灘の海まで往復しますが、城ヶ崎海岸は大室山の噴火で、溶岩が流れ込み出来た様子を見て周ります。
大室山の近くにあるゴルフ場は、ゴールド川奈カントリークラブと伊東カントリークラブがあり、ショートコースで萩ゴルフクラブがあります。
ゴールド川奈カントリークラブは昭和23年開場の手作りコース。歴史あるコースでは砲台グリーンの目がきつい高麗芝がプレーヤーを悩ませます。景色も素晴らしく、大室山だけではなく、クラブハウスからは富士山や一碧湖を見ながらの昼食はくつろぎのひと時となるでしょう。
伊東カントリークラブの開場は1978年。ベントと高麗の2グリーンで比較的アップダウンは少なく、谷越えのミドルホール6番と飛距離がたっぷりある14番のロングが難関となります。
フジ天城ゴルフ倶楽部の近くでジオパークに指定されているのが、葛城山です。伊豆三山のひとつである葛城山は、現在の伊豆の国市に位置し、標高が452メートルです。
現在は伊豆の国パノラマパークとして運営されており、葛城山の山頂には全長約1800メートルのロープーウェイに乗って行く事が出来ます。
山頂には富士見テラスと呼ばれる展望広場があり、デッキにはソファやベンチがあり自由にくつろぐ事が出来ます。また展望広場には飲食スペースがあり、かつらぎ茶寮は、駿河湾と富士山の絶景を屋外のカウンターと店内から眺めながらコーヒーやスイーツを楽しむ事が出来ます。
山頂からの絶景はインスタ映えすること間違えありません。天気の良い日を選んで訪れる価値ありです。
また、山麓にある売店の伊豆の旬彩市場には、旬の果物や伊豆にちなんだオリジナル商品、静岡県内の食品メーカーから仕入れた他では見ない商品も並んで楽しい買い物が出来ます。
伊豆半島ジオパーク協会では、太古の歴史を感じるジオパーク企画ツアーもありますから、ゴルフだけではなく様々な楽しみ方がある伊豆半島へ皆さんお越し下さい!