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【絶対失敗しない】ドライバーグリップの選び方とブランド比較

飛距離を伸ばすには欠かせないゴルフアイテムとは?!

「ゴルフラウンドの良し悪しは、ドライバーの良し悪しで決まる!」

と言っても多くの方が頷くのではないかと思います。各ホール最初のティーショットの出来は、気持ちの面でも大きく左右しますのでスコアにも直結します。

ゴルフの醍醐味は飛距離ですから、年齢を重ねても飛距離に対する欲が落ちないのがゴルファーの性です。

ドライバーの売り文句はズバリ!「飛距離」ですから、メーカーも常套句のように「旧モデルより何割アップ」とか、「飛距離テストの結果○○ヤード伸びました!」など、飛距離アピールには抜かりがありません。

そんな売り文句に消費者はついつい手が出てしまうわけですが、ヘッド体積シャフトの長さなどルールで定められた部分は今後も変わりません。

ゴルフクラブ好きの方であれば、ヘッドだけではなくシャフトもカスタマイズして、より自分にフィットしたドライバー選びをしてお気に入りの1本を見つける事が出来るでしょう。

ヘッドやシャフトを気にしても、グリップまで気が回らないゴルファーが多いのも事実。クラブを使い続ければ最初にダメージを受けるのはグリップです。

グリップが磨り減ってしまったり、グリップ力が落ちたクラブを使えば飛距離に影響します。既製品のグリップよりフィット感があるグリップが出ていますので、今回はグリップについて検証してみましょう!

【ゴルフ用品】ゴルフクラブの選び方のコツとメーカーのブランドイメージを比較|フジ天城コラム

①ゴルフプライド

タイガー・ウッズ選手をはじめ、多くのUSPGAトッププロが愛用するゴルフプライド、その中でもツアーベルベットラバーは大ベストセラー商品で価格もお手頃。1本千円以下の値段で買うことができますので、多くの練習をするゴルファーには嬉しい商品となります。

PGAツアーで人気のリッキー・ファウラー選手やダスティン・ジョンソン選手、ジョーダン・スピース選手も愛用しています。

ツアー・ベルベットラバーのコード入りを使用するのが、タイガー・ウッズ選手、ジェイソン・ディ選手など。ラバーは柔らかく減りも早いですが、コード入りは硬くしっかりした感触を好むゴルファー向きとなります。

ローリー・マキロイ選手が長年愛用していたのが、MCCシリーズ。MCCはゴルフプライドの中でもハードタイプとなっており、特徴としてはグリップエンド部分が硬いので左でしっかり握りたいタイプ向けとなります。


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ご存知の方も多いと思いますが、パターグリップ以外のグリップにはバックラインと言われる握ったときにふくらみを感じる部分があります。バックラインを好まないゴルファーはバックラインなしを選択する事も出来ます。

バックラインの役目は、右利きのゴルファーなら左手の位置とクラブフェイスの向きを決めるときに重要な役割となり、握りがフック、スライス、スクエアでバックラインの位置を調節してグリップを挿すことが出来ます。

市販品のクラブの場合は、スクエアに真っすぐ挿してありますが、握りの向きは人それぞれですのでクラブを握ってフェイスの向きが安定しない場合は、グリップ交換の際に調整してみましょう。

ゴルフプライドからは、バックラインを更に進化させた商品が発売されています。ALIGN(アライン)テクノロジーを搭載したモデルがツアーベルベットラバー始め、それぞれのモデルに追加されています。

バックラインはグリップの中に溝をつけて表面が膨らむようになっていますが、アラインはグリップの表面を加工して、クラブフェイスの向きとグリップの向きが一致するようになっています。

また、溝をつける事によってグリップ力が増して滑りを少なくする構造になっています。グリップについつい力が入ってしまうゴルファーは試す価値ありですね!

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②イオミック

松山英樹選手が使用するイオミック。イオミックはラバーが主体だったグリップから、樹脂系カラーグリップの火付け役として有名となり、多くのツアープロが使用していますが松山選手が使い始めたのが高校生の時からと言われています。

現在使用しているのが、X-グリップの硬度が少し固めの+5との情報があります。イオミックが樹脂製グリップの先駆けとして、ラバーグリップでカラーは黒が当たり前だった時代に、樹脂製のグリップを生み出した背景には、トルクに拘った事でした。

ゴルファーはシャフトの性能やトルクには関心がありましたが、グリップの性能には関心がありませんでした。そこでシャフトのトルク同様にグリップの捩れに着目したのがイオミックでした。

ラバーでは解決しない捩れ問題を解決したのが、エラストマーと呼ばれる素材でした。ラバーより捩れを半分以下に抑える事出来る素材としてプラスチックメーカーと共同開発。

また、人は反射的に黒に近い色のものを強く握る性質があることに着目し、カラフルなカラーグリップを誕生させました。

殆どの商品が黒だったグリップ市場に、お洒落なカラーとトルクに拘ったイオミックはツアープロの世界でも認められ、多くのツアープロに支持されてきました。

渋野日向子選手、、勝みなみ選手が使用しているのが、ステッキー・オーパス畑岡奈紗選手、新垣比菜選手はステッキーシリーズを愛用しています。

昨年見事な復活優勝、静岡県熱海市出身で伊豆地区の函南ゴルフ倶楽部を拠点とする渡邉彩香選手は、イオミックiXタッチを使用しています。

渡邉彩香選手が使用するiXタッチ2.0は昨年9月に発表された、新機軸グリップと言われ、元々柔らかいイオミックのグリップですが、更に従来より約30パーセント柔らかくする事でグリップ力と密着性を高める事を実現しています。

イオミックの公式サイトには、2015年からイオミックグリップの使用プロが優勝した試合と勝利数を記載していますが、2015年は年間33勝、2016年33勝、2017年31勝、2018年51勝、2019年48勝、2020年21勝で2021年はPGAツアーのファーマーズインシュランスオープンで1勝を挙げています。

勝利を挙げた選手は、アメリカのパトリック・リード選手。イオミックのグリップは使用しているスコッティキャメロンのパターに挿していました。

日本のツアーではイオミックの使用率は高いですが、世界で見ればゴルフプライドの使用率は圧倒的です。品質で優れている日本製品をもっと多くのツアープロが使ってくれると嬉しいですね。

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③パルマックス

イオミックは現在も日本のツアーの中では、多くのツアープロが使用していますが、最近になって使用率が上がっているのがパルマックスと言うメーカーのグリップです。

パルマックスグリップの使用プロ筆頭は、2018年にはUSPGAツアーで優勝している小平智選手。松山英樹プロに続く日本人男子選手としてアメリカで戦える選手です。

2019年にアクサレディスで初優勝した河本結選手など日本の女子選手にも人気急上昇中のパルマックスですが、特徴は純度の高い天然ゴムを使用していることと、熟練職人が手作業で仕上げているため精度の高さでツアープロから支持されています。


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日本の製造工場で全工程を手作業によって仕上げられるグリップは、現在ではなかなか見当たりませんので拘りの強いゴルファーは一度使う価値ありです。

パルマックスの拘りぶりは製品のラインナップにも現れており、コード入りのツアーウェーブゴールドコードとコードの入っていないツアーウェーブのみで、ツアーウェーブは色違いで8種類あるだけとなっています。

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④エリートグリップ

人気の点で言えば、イオミックの後を追う勢いで市場を席巻してきたのが、エリートグリップです。

エリートグリップの特徴は、パルマックスとは違って製品ラインナップが多い事です。カラーだけではなくサイズバリエーションも豊富で人それぞれ手の大きさが違いますから、自分に合ったサイズのグリップを見つけやすくなっています。

他にはないエリートグリップの特徴としては、スイングバランスに着目した事です。従来グリップ側を重くするカウンターバランスは、シャフトに鉛を貼る事で調整していました。

グリップが差し込まれている状態では、グリップの先の部分でしか鉛を貼る事が出来ないために完璧とは言えません。グリップの中に鉛を貼って差し込むことも出来ますが、太さが変わってしまいます。

エリートグリップのウェイト・コントロール・システムはグリップエンドにキャップ型の部品をはめ込む事で、完璧なカウンターバランスを実現する事に成功しました。また、キャップの芯に市販の鉛テープを張るだけで、最大+12グラムまで微調整が可能となっています。

グリップもその昔には革巻きでしたが、ゴム製のグリップは黒一色が当たり前でしたが、樹脂製のカラーグリップが登場!メーカーはゴムや樹脂の素材にこだわり差別化を図っています。

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ユーザーが自分に合った用具をカスタマイズできる時代になってきました。グリップに意識を向けるのは、ツアープロや上級者と思っているゴルファーは多いと思いますが、ゴルフクラブの接点となるグリップは非常に重要です。

皆さんもお使いのクラブ大丈夫でしょうか?!フジ天城ゴルフ倶楽部では、専用の工房がありグリップ交換も承っています。グリップ力がなくなれば飛距離も落ちます!一度チェックする事をオススメします!

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