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ゴルフ場の管理に欠かせない看板犬の本当のお仕事とは?【深イイ話】

ゴルフ場の管理で一番コワいのは・・・

ゴルフ場では様々な自然災害が突然襲ってくることがあります。昨年の台風19号による被害は皆様にも記憶に新しい出来事であったと思います。

台風地震だけではなく、コース管理する上で頭の痛い問題が害獣による被害です。特に日本ではイノシシモグラの被害が多く、ミミズなどを食す時に芝を荒らしますので、グリーンに入られたら大変です。電柵などで防御する方法が一般的ですが、電柵では突破される可能性もあります。

https://twitter.com/fuji_amagigolf/status/1219079215607242752?s=20

ゴルフ場の害獣被害はイノシシだけじゃない

イノシシに加え、近年ゴルフ場だけではなく日本全国で鹿による被害が拡がっています。林野庁によると日本の害獣被害の70%以上が、鹿による被害となっています。

当倶楽部では、鹿が入ってこれないように高い柵をを外周に新設し、まだ途中段階ではありますが効果が出始めております。

鹿のフン害でフェアウェイなどがフンで多い尽くされる状態となることがあり、プレーされるご来場の皆様には大変ご迷惑をお掛けする状態が続いておりました。電柵では効果が出ず、高い柵による効果は出ていますが、更にによる鹿追い込み、追い出し作戦を実施しています。

ゴルフ場求人の種類と仕事内容について~おすすめの職種は?【仕事探し】|フジ天城コラム

フジ天城の看板犬が大活躍!

多くの犬種の中から、フジ天城ゴルフ倶楽部が選んだのが中型犬の甲斐犬です。甲斐犬は、文部省から国の天然記念物として1934年に指定されました。天然記念物として指定された犬は、甲斐犬以外には柴犬紀州犬四国犬北海道犬秋田犬となります。

甲斐犬の歴史としては、昭和初期には犬の放し飼いが当たり前で、外国犬の輸入に伴い和犬の混血化が拡がりを見せていたそうです。そこで、山梨県内にいた虎毛の地犬に惹かれた人物が、甲斐地方の秘境に幻の犬を求め、現在の南アルプス市などに群生していた虎毛、立耳の地犬を調査し、発見して甲斐犬と命名した経緯があるそうです。

戦国時代にも猟犬として飼われていた資料もあるようで、南アルプスの山岳地帯では古くからイノシシやカモシカなどの獣猟、雉などの鳥猟で活躍していました。

2頭それぞれの大事な役目

当倶楽部で活躍する甲斐犬の「ゴンタ」は、純血の甲斐犬で血統書付で現在約10ヶ月になります。そろそろ成犬ですが、鹿を見つければ追い込み、鳥を追う姿はDNAに刻まれ引き継がれている感あります。

走る速度は瞬間的に時速35km以上に達するのではないかと思います。ウサイン・ボルト選手が時速40kmで走ると言われますから、ゴンタの走る姿を見ているとボルト選手が如何に人間離れしているかが解ります。

ゴンタの役目は鹿の追い込みですが、もう1匹の「栄一」の役目は番犬でしょうか。ご来場の皆様でご覧になった方もお見えになると思いますが、白い巨大な犬です。

今でも散歩するとき女性では引っ張られてしまい大変ですが、まだ成犬ではありませんのでまだまだ成長します。犬種はフランス産のグレート・ピレニーズで、元々今で言う牧羊犬のような存在で、フランスとスペインの国境にあるピレネー山脈で生活していたようです。フランスのヴェルサイユ宮殿では、ルイ14世が宮廷犬として、マリー・アントワネットは護衛犬として所有してたとの記録があります。

犬が苦手な方には、ゴルフ場に犬がいるなどなんとも許しがたい事実であると思いますが、2匹には役目もあり鹿などの害獣が減ることでコース美化となり、クラブハウスは老朽化した施設であり、犬がいることで防犯の役目も果たしますので、ご理解とご了承をいただきたく存じます。

当然、躾は責任もって行い、フンがコースや施設内にあることなど許されることではありませんし、お客様がいらっしゃる時間帯での散歩などは極力避け安全面に関しましても徹底してまいります。

ゴンタと栄一の模様は、TwitterInstagramなどを通じて随時発信していきたいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。

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