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遂に開幕!国内女子ツアー初戦ツアー情報【2020-21年シーズン】

新型コロナウィルスの影響で本来の日程では、17試合目となるアース・モンダミンカップが開幕戦となり、LPGA側はガイドラインに基づく大会運営となりました。大会を主催するアース製薬からは出場選手だけではなく、大会への入場者すべてにPCR検査を実施するなど徹底した対策によるツアースタートとなりました。

ガイドラインでは、大会関係者と選手、サポートスタッフにはトーナメント会場来場の14日前から毎日の体温測定行動記録を行い、提出することを義務付け会場内ではマスク着用、ラウンド中も選手とキャディにはマスク着用を推奨となっています。

今大会は無観客試合として行われ、インターネットによる無料配信でファンは見ることとなりましたが、マスク着用の選手は少ないですが、殆どのキャディはマスク着用で、選手のサポートをしていました。

初日の成績

「24・19・24」
大会初日ベスト3の年齢は、今の国内女子ツアーを象徴する若さ溢れる選手達でした。
3選手共にスコア66の6アンダーで回り、24歳の宮崎乙実選手は今大会をQTランキング上位選手の資格で出場、19歳の笹生優花選手はフィリピンと日本の国籍を持ち、14歳で出場したフィリピン女子ツアーでアマチュアとして優勝を飾り、2019年に日本女子プロゴルフ協会のプロテストに合格。

今大会は、QT上位選手の資格で出場、もう1人の24歳の濱田茉優選手は、キャリア最高位は2019年「デサントレディース東海クラッシック」で2位タイフィニッシュ、2019年シーズンは33試合に出場し、賞金ランキング50位で今シーズンのシード権を獲得。優勝こそありませんが2年連続シードを確保するなど将来を期待される選手の1人です。

フジ天城ゴルフ俱楽部が最も応援をしてるのは、フジ天城のアイドル菅沼菜々選手。このコラムにも今大会前の合宿中の写真を掲載するなど取り上げましたが、初日はトップと2打差の4アンダーでフィニッシュ。2019年大会は5位タイフィニッシュと相性が良いだけに、優勝の期待は膨らみます。

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2日目の成績

2日目に単独トップに立ったのは田中瑞希選手21歳、熊本県出身で女子高ゴルフ最強の地である九州の中でも強豪の熊本国府高出身。

2014年、2016年大会の緑の甲子園では団体優勝の原動力となりました。プロ入り後の2019年は33試合に出場しましたが振るわずにシード落ち。高校時代には渋野、新垣、大里などの黄金時代の選手としのぎを削った期待の大きい選手です。

2位タイには3選手が入り、2019年シーズンの賞金女王の鈴木愛選手、ベテランの李知姫選手、静岡県熱海市出身の渡邉彩香選手が入りました。渡邉選手はキャリア3勝を誇るツアー屈指の飛ばし屋、静岡県熱海出身で現在の練習拠点は、伊豆にある函南ゴルフ俱楽部。2018、2019年シーズンはシード落ちで今年にかける意気込みは強いでしょう。大きな期待を集めた渋野日向子選手はアンダーパーでラウンドすることが出来ず、予選敗退。

3日目の成績

 

2日目に単独トップに立った田中選手が決勝ラウンドに入っても好調を維持してスコアを2つ伸ばし、単独トップで最終日を迎えることになります。

2位タイにジャンプアップしたのが、古江彩佳選手と西郷真央選手。古江選手は2019年シーズンの歴史ある富士通レディースでアマチュアとして優勝を飾りプロへ転向。2020年はシード選手として出場していますが、シードを手に入れたのに試合数が激減してしまい、フルシーズン活躍する機会を失われモチベーションを高めるには大変ですが、結果を残せるよう頑張ってもらいたいです。

期待の菅沼菜々選手は2日目にスコアを伸ばすことが出来ませんでしたが、3日目はスコアを2つ伸ばして、8位タイで同世代の大里桃子選手と最終日を迎えます。残念ながら最終日は朝からの強い雨で、29日の月曜日に順延となりました。

最終日

最終組の平均年齢は10代のフレッシュな顔ぶれとなりました。
3選手共にジュニア時代から活躍しプロ入り、18歳の西郷真央選手は2019年の日本女子アマ選手権を制した期待の新星。
しかし、最終組の3選手は前半9ホールでスコアを伸ばすことが出来ずに苦戦。

単独首位でスタートした田中選手はスコアを伸ばせずにイーブン、古江選手は1つ落として後退、西郷選手は出入りの激しい内容で1打伸ばす結果となりました。前半スコアを伸ばし、トップと1打差に肉薄してきたのが、昨年の賞金女王の鈴木愛選手、3位には復活を懸ける静岡県熱海出身の渡邉彩香選手が2打伸ばし浮上。

後半も最終組の3選手は挽回ならず、最終組の1組前でラウンドした鈴木愛選手と更に1組前の渡邉彩香選手が11アンダーで並び、プレーオフに突入!

18番ホールで行われたプレーオフでバーディパットを決めた渡邉彩香選手が逃げ切り、5年ぶりキャリア4勝目を挙げました。地元静岡出身で、伊豆にある函南ゴルフ俱楽部が練習の拠点としている選手の優勝は嬉しい限りです!今後の活躍を期待し、皆さんも応援しましょう!

フジ天城ゴルフ俱楽部が練習拠点となっている菅沼菜々選手は、最終日は残念ながらスコアを2つ落として27位フィニッシュとなりました。初戦は残念な結果とないましたが、菅沼選手を今後共支援、応援をして行きますので皆さんも応援宜しくお願いします!

ゴルフ世界ランキングと日本人選手の動向【2020年】|フジ天城コラム

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